今回、私がアップグレード版スタートアップ支援プログラム「Notion for Startups」プログラムについて記事を書くにあたり、Notionのこれまでの軌跡を思い出しました。スタートアップ企業への支援は、常にNotionにとって、重要な活動の一つでそれは創業当時からから変わっていません。
2019年、私たちはサンフランシスコのミッション地区にあるコワーキングスペースをオフィス代わりにする、従業員数30人にも満たない会社でした。その頃、シードアクセラレーターであるY Combinatorに入社した友人が、講演を催した際に非常に多くの人がNotionを使ってメモを取っていたと教えてくれました。調べてみると、Y Combinatorが開催する YC program（3ヶ月間の成長プログラム）に参加したスタートアップ企業の半数近くがNotionを使用していたことがわかりました。我々はその状況を受け、スタートアップ支援プログラム「Notion for Startups」の立ち上げを決意しました。「誰もが思い描いたソフトウェアを自由自在に組み立てて、世界がより多くを実現できるようにすること」というNotionの使命にとって、成長の早いスタートアップ企業からの利用は不可欠です。その彼らへのサポートを形にしたいという想いからスタートアップ支援プログラムが実現しました。
2021年にはプログラムを拡大し、VCやインキュベーター、アクセラレーターパートナーとの連携有無にかかわらず、条件を満たすすべてのスタートアップ企業が「Notion for Startups」を利用できるようにしました。その2年後、Notionを利用するスタートアップ企業は8万社を超え、パートナーネットワークは30倍に成長し、グローバルに広がっています。その中にはAWS、Stripe、Slackなどの業界大手も含まれるようになりました。
そして今日、うれしい発表があります。スタートアップ支援プログラムが大幅に刷新され、さらにカスタマイズされたサポートをご利用いただけるようになりました。
無制限のAI使用を含め、最大6か月間無料
新たな「Notion for Startups」は、無制限のNotion AIを含むNotionプラスプランを、3～6か月間無料でご利用いただけるプログラムです。 お申し込みはこちら →
ドキュメントの作成・共有、プロジェクトの管理、ナレッジの整理など、事業の多くをNotionというオールインワークスペース上で運営することで、事業の継続可能性を高めることにつながります。例えば、経費をなるべく削減したいスタートアップ企業にとっても、ツールを一元化することは非常に意味のあることです。
起業のステップに応じたサポート
①「Startup in a box」：スタートアップ企業からの一番多いリクエストは、起業から事業の確立までをNotionで管理・遂行するためのカスタマイズされたサポートです。そこで私たちは、Startup in a BoxのNotion版を作成しました。事業のアイデア立案から事業拡大まで、スタートアップ企業の各フェーズで必要なテンプレートを備えたワークスペースです。テンプレートはこちらから、お使いのワークスペースに直接複製してご利用ください。
②「Notionアカデミー」：会社でのNotionの活用方法を段階的に説明する動画コンテンツです。まずはNotion 101から始めて、スタートアップチーム向けのコンテンツもぜひご覧ください。
③「Notionスタートアップチャンピオンズコミュニティ」への優先アクセス：初期段階のスタートアップ企業の創業者や運営者を対象とし、その中でもNotionが好きで詳しいユーザーが参加をするコミュニティです。このコミュニティは、そうしたスタートアップチャンピオンズ（コミュニティメンバー）が互いに学び合い、ベストプラクティスについて情報交換し、Notionチームとつながるための場所です。チャンピオンとしてNotionについてより深く学び、広いコミュニティとネットワークを築いてください。また、新機能への早期アクセスやNotionチームとの交流の機会なども提供します。お申し込みはこちら →
私がNotionに入社した時にはサイドプロジェクトに過ぎなかった「Notion for Startups」プログラムですが、マーケティングチーム内の「Notion for Startups」の先導者として、世界中の多くのスタートアップ企業に影響を与えるまでに成長したのを見て、とても感動しています。皆様の柔軟な発想や革新性に、日々刺激を受けています。これからも、私たちが皆様により良いサポートができるように、ぜひフィードバックとしてご意見をお寄せいただければ幸いです。
